子どもたちと先生たちの頑張りがこれからも生かせるように
予算削減 鑑賞と発表の機会を削減
こうした子どもたちと先生たちのこれまでの頑張りや熱意をないがしろにするかのように、新年度は芸術学校の予算を3,200万円削減。講師陣が小学校をまわり演奏するふれあい鑑賞会は廃止。これまで年2回だった合唱科やコールエンジェルのコンサートを新年度は1回に、やはり年2回だったオーケストラ科の発表会も年1回にして鑑賞と発表の機会を削減する計画です。これらで1,800万円削減ですが、さらに新年度は楽器購入の予算も300万円削減
する計画です。
市は、群馬県全県で鑑賞している群馬交響楽団による移動音楽教室を、芸術学校の先生方によるおおたアカデミーオーケストラ(現シンフォニエッタおおた)によって補完して、他市町村より、より良い環境で子どもたちに音楽鑑賞を提供してきました。これが無くなるなら、新年度からは群馬交響楽団の移動音楽教室に戻すつもりなのかも問われます。
65歳以上の講師全員解雇は撤回を
さらに重大なのは、新年度は65歳以上の講師全員を、法的要件を満たさない講師規定を根拠に全員を解雇しようとしていることです。芸術学校と子どもたちのために長年に渡って力を尽くしてきた、そして経験を積み上げてきた、子どもたちや若手講師の指導に熟達した65歳以上の講師全員の解雇は、これまでの芸術学校の良さを壊す変質につながります。若手講師も含めて解雇される講師や保護者の怒りは当然です。解雇を撤回しなければ、芸術学校の良さと伝統が失われてしまいます。
講師解雇でも謝金は減らない
65歳以上の講師全員を事実上解雇した後の後任を探してはいるものの、いまだに見つかってはおらず、仮に講師陣が削減されたとしても、残った講師陣が指導を行うため、講師謝金は減らないことになります。
講師解雇で新たに楽器修理費が発生
解雇される講師の中には楽器の修理を担っていた講師もいます。解雇によって、外注による修理費が新たに発生してしまいます。
さらに2025年度の当初予算との比較では、26年度のふれあい音楽鑑賞会や発表会、コンサートなど行事の削減は1,800万円になりますが、講師謝金が25年度対比で1,400万円削減という予算委員会での課長答弁は極めて信憑性に乏しいものとなります。
プログラミング学校は卒業後も学べる場を検討するのに
市長は今日の韮川地区でのタウンミーティング(予算説明会)で質問に答えて、プログラミング学校を卒業した子どもたちの学びの場を検討すると答えています。そしてプログラミング学校の2026年度予算は25年度対比で70万円の増額です。同じ人づくりの場である芸術学校を軽視していることになってしまいます。
約束違反
昨年の講師規定の策定前には、芸術学校の事務方が、合唱科の講師には、「規定はこの通りつくるが、年齢で切るのではなく、希望があれば継続してもらう」と説明していることからも、65歳以上全員を解雇するのは約束違反となります。そして驚くべきは、オーケストラ科の講師には、規定の策定前には、一切説明をしていなかったという重大な問題です。
太田市の芸術文化振興の担い手となる子どもたちを育てるために
ハコモノ、民間再開発・桐生大学補助 芸術学校予算削減の理由にならない
保護者からは、ほづみ市長が、これまでの芸術学校をなくしてしまうという声が上がっています。私は、それは市長のせいではなく、事務方のせいだと、その都度説明してはいますが、市長の評価を下げてしまう問題でもあります。
31億円余りをかけてつくったエアリスベースやスケボー場、これまでの分とあわせて新年度までに90.4億円、市補助だけでも48.7億円を補助する、関東建設が新年度中に完成させるとされる再開発ビルへの補助とそのうちの一つのビルに入居する桐生大学への補助は、芸術学校の予算削減を撤回する財源がない理由にはできません。
予算削減も、鑑賞と発表の機会の削減も、65歳以上の講師解雇も撤回を
芸術学校は、予算削減も、鑑賞と発表の機会の削減も、65歳以上の講師全員の解雇も撤回し、太田市の芸術文化振興の担い手となる子どもたちを育てるための予算を確保しなければなりません。
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