
今日はおおた芸術学校オーケストラ科の春の発表会。チェロとバイオリンのⅠ課程、Ⅱ課程、Ⅲ課程、管打楽器、オーケストラの演奏が観られました。
課程が進むと子どもたちの演奏も表現も上達しているのが素人の私でも感じられて、うれしくなりました。
ソリスト、バレエ団との共演ができるといい 指揮者が講評
発表後は指揮者の高山美佳さんから講評が。芸術学校の子どもたちと出会ったのは1カ月前と言いながら、お互いに距離を縮めながら一緒に表現できたことがうれしいと語りました。さらに高山さんは、音楽は技術の上達だけでなく、なりたい自分を見つけて成長できるのもよいところと話しました。
そのうえで、今回はなかった弦楽器の合奏が秋はあったと聞いていることに言及。今後はソリストやバレエ団を迎えての共演にも期待していると話しました。
山本禮子バレエ団との公演 2025年度から廃止
実はおおた芸術学校では、講師陣で結成されたアカデミーオーケストラ(現シンフォニエッタおおた)が太田市が誇るバレエ団である山本禮子バレエ団とのバレエ公演を行ってきましたが、2025年度に廃止してしまいました。
今日の講評で高山さんが言われたソリストやバレエ団を迎えての共演は子どもたちとの共演のことかもしれませんが、元々講師陣で結成されていたオーケストラとの共演がされていたことを考えれば、子どもたちとの共演も不可能ではありません。大事なことは、そうした子どもたちのための事業計画と予算の確保です。
予算削減 鑑賞と発表の機会を削減 65歳以上の講師を解雇
ところが新年度は芸術学校の予算を3,200万円削減。講師陣が小学校をまわり演奏するふれあい鑑賞会は廃止。これまで年2回だった合唱科やコールエンジェルのコンサートを新年度は1回に、やはり年2回だったオーケストラ科の発表会も年1回にしてしまいます。これらで1,800万円削減の計画です。しかも65歳以上の講師全員は、法的要件を満たさない講師規定を根拠に全員を解雇する計画。若手講師も含めて解雇される講師や保護者の怒りは当然です。
基礎を磨き、技術を身に付け、発表する
――基礎力の向上を目指す芸術学校ではなくなる
芸術学校について、「授業内容のさらなる充実と質の向上を図る」、「基礎力の向上に重点を置き運営している」という2月26日の私の質問に対する市長答弁に逆行する予算と無謀な計画が進んでいます。このままでは、基礎を磨き、技術を身に付け、発表することで基礎力の向上を目指して連綿と続けてきた芸術学校ではなくなってしまいます。
受講料が同じなのに行事や鑑賞の機会が減る
受講料はこれまでと同じなのに行事や鑑賞の機会が減ってしまいます。
芸術学校は、新年度の「継続希望者」の申込をすでに締め切っています。WEBで申し込みをすると、2週間以内に受講料を振り込むことになっています。しかし、新年度は行事が大幅に減ることはどこにも説明がありません。
これまで在籍していた生徒は、新年度は行事が大幅に削減されるにもかかわらず同じ受講料を取られることになります。新年度が始まり年間行事計画を見た保護者から、「詐欺ではないか」と不満が出ることも危惧されます。
芸術文化振興の拠点――芸術学校の伝統と良さを守って継続を
市長は芸術学校について2月26日の私の質問に、「引き続き市の未来を担う人材育成の拠点として、安定的な運営に努めていく」、「これまでどおり力を注いで参りたい」と答えています。その答弁を考えれば、鑑賞の機会など行事は削減できず、子どもたちの指導や若手講師の育成に熟達した65歳以上の講師の蚕はあり得ません。
芸術学校の伝統と良さを守ってこれまで通り継続できるように、子どもたちや講師の先生たち、保護者のみなさんと力を合わせて頑張り続けます。
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