バス、タクシー券…公共交通政策の充実を‐太田市3月議会で予算に対する総括質疑

 3月議会の予算に対する総括質疑では、4月から運行されるスクールバスを活用した無料バスの課題解決も含めて、公共交通政策の充実について質問。求めたのは大きく次の4点です。

 一つ目は、スクールバスを活用することから生まれる課題である、乗降口に2~3段のステップがあり、車椅子の人が利用できないなどの問題を解決するための公共バス専用車両の導入。二つ目は、何らかの事情から運転免許を取れず、あるいはクルマなど交通手段をもてない人で、土日祝日しかプライベートでの外出ができない人などの公共の「足」確保のためのバスの土日祝日運行。三つ目は、自力で乗降できない人のための福祉・介護型乗合タクシーの運行。四つ目は、バス停まで徒歩・自転車でも移動できない人のための公共の「足」あるいはシステムです。 四つ目の課題では、福祉タクシー券の拡充や高齢者タクシー券の交付、低額運賃を求められるため人件費を生みだすことに困難が生じているNPOなどによる福祉有償輸送への補助を提案しました。

 市長は、福祉有償輸送には補助を検討すると答えたものの、「土日は無理に外出しなくてもよい」と土日祝日運行には不見識極まりない答弁。福祉タクシー券の拡充や高齢者タクシー券の交付、福祉・介護型乗合タクシー、公共バス専用車両の導入についても、具体的な明言を避けました。

 暮らしを支えるために求められる公共交通政策とは何か。引き続き市長に論戦を挑むことの重要性を痛感させられた場面でした。

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