太田市議会•健康福祉委員会の視察1日目30日は、長野県松本市の健康寿命延伸の取り組みと松本ヘルスラボ。松本市は健康寿命延伸都市、松本ヘルスバレー構想を掲げ、まちづくりの基本目標に、人の健康、生活の健康、地域の健康、環境の健康、経済… twitter.com/i/web/status/9…
— 水野正己 (@mizuno_masami) 2017年10月31日 – 11:10
担当課長が強調したのは、健康寿命延伸の一番の土台は地域の健康ということ。地域の人たちの支え合いやつながりがしっかり確立されてこそ、市の様々な施策が広く活用され市民の様々な要望も広く集約できて施策の充実につながり、それが健康寿命延伸につながるという担当課長の言葉が印象に残ります。
— 水野正己 (@mizuno_masami) 2017年10月31日 – 11:23
松本市(人口24万人)では35行政区全てに公民館と福祉広場を設置し、公民館、福祉広場、市役所の支所•出張所を拠点とした地域づくりセンターを全36行政区に設置。
— 水野正己 (@mizuno_masami) 2017年10月31日 – 11:37
さらに健康づくり推進員(地区推薦によって市長が委嘱)も全36行政区に配置。食生活改善推進員や保健師とともに地域密着の健康づくりを展開しています。
— 水野正己 (@mizuno_masami) 2017年10月31日 – 11:43
なお松本市の保健師は嘱託含めて約60人。保健師1人あたり人口は約4,000人(太田市は約4,500 人)。現場からは保健師の増員要求は多いが年々削減傾向にあるとのこと。ちなみに松本市には保健師資格を持つ職員が約80人いるそうですが、保健指導にあたるのは60人ほどとされます。
— 水野正己 (@mizuno_masami) 2017年10月31日 – 11:45
もったいない話ですが、保健師資格を持つ職員が管理職として施策の充実に努めることも大事。やっぱり保健師の増員が大事なのはいずこも同じ。と言っても松本市のほうが人口あたりの保健師数は多いけど。
— 水野正己 (@mizuno_masami) 2017年10月31日 – 12:03
松本市に限らず長野県全体で共通しているのが医療費の自己負担軽減と保健指導が充実していること。それによって疾病の早期発見•早期治療が可能となり、1人あたりの医療費も抑えられ、長野県全体で健康寿命(平均年齢-要介護2以上の期間)が全国平均より高くなっています。
— 水野正己 (@mizuno_masami) 2017年10月31日 – 13:13
松本市の取り組みはそれを充実•強化するもので、ヘルスバレー構想は、人も地元企業も含めてまち全体の健康を図るものと言えます。
— 水野正己 (@mizuno_masami) 2017年10月31日 – 13:15
松本市の健康づくり推進員は、まず健康づくりの大切さを学習しみずから実践。それを身近な家族に伝え家族とともに実践し、地域の人に伝えて実践を広げる、健康作りの輪を広げる運動の担い手とされます。
— 水野正己 (@mizuno_masami) 2017年10月31日 – 16:52
事例としては、みずからウオーキ
ングをし、家族に減塩の味に慣れ
てもらい、地域の人に健診の大切
さを伝えるなどがあるとされま
す。— 水野正己 (@mizuno_masami) 2017年10月31日 – 17:42
松本市では企業との連携も行われています。ローソンの駐車場での健康相談では、ヘルスチェックや検(健)診を勧奨。
— 水野正己 (@mizuno_masami) 2017年10月31日 – 17:53
地元の松本信金はがん検診のPRパンフレットを作成しお客さんや職員に配布。受診を勧奨しています。また同信金は同市と共催でタレントの間寛平さんや向井亜紀さんを招いてがん検診を周知・啓発する後援会も開催しています。
— 水野正己 (@mizuno_masami) 2017年10月31日 – 17:58
他には、地元のサッカーチーム、J2松本山雅FCとの連携で、1万人のサポーターにがん検診•特定健診のPRも。
— 水野正己 (@mizuno_masami) 2017年10月31日 – 18:01
企業との連携では、職場での各種健康講座も実施。学校では小学4年生対象に血液検査、中学2年生対象に血液検査やヘモグロビン、尿酸値の検査も実施しています。
— 水野正己 (@mizuno_masami) 2017年10月31日 – 18:05
また地域では、親子運動あそび教室「親子ランド」も実施。市内35全行政区にウオーキングマップもつくっています。
— 水野正己 (@mizuno_masami) 2017年10月31日 – 18:07
松本市の特定健診受診率は44%(太田市は38%)。60%を目指すとされます。これは同市の取り組みの反映と思われます。担当課長によると、課題は地域での健康づくりの土台となる福祉広場の利用が高齢者に固定化される傾向の打開とされます。
— 水野正己 (@mizuno_masami) 2017年10月31日 – 18:11
松本市では企業との連携として、健康産業の創出•支援にも取り組んでいます。それが松本ヘルスラボ。事業性が厳しくても、必要とされる医療•介護分野の製品•技術の開発に取り組む企業を松本市から生み出そうという取り組みです。
— 水野正己 (@mizuno_masami) 2017年10月31日 – 18:15
同市では35全行政区ごとの地域包括ケアシステムを策定中とされますが、その実施に向けても産官学連携による地元企業の力を生かす取り組みと位置付けられるのが松本ヘルスラボとされます。
— 水野正己 (@mizuno_masami) 2017年10月31日 – 21:41
松本ヘルスラボには、約450人の市民会員と松本地域健康産業推進協会(会長は市長)に参加する301の企業・団体が参加。 pic.twitter.com/NeBmB6oNdK
— 水野正己 (@mizuno_masami) 2017年10月31日 – 22:06
個人会員向けサービスには、健康づくりサポートや企業などの健康プロ
グラム情報を提供する健康パスポートクラブへの参加(年会費3,000円)や健康チェックの「見え化」、企業などと連携した健康プログラムがあります。 pic.twitter.com/GKzzvTRWuE— 水野正己 (@mizuno_masami) 2017年10月31日 – 22:08
企業・団体会員向けサービスとしては、製品・技術開発段階で市民がアイデアや意見を出し市民の声を集約するワークショップや新製品・サービスを市民が試用・検証するモニタリング(倫理委員会による審査が必要)が柱とされます。
— 水野正己 (@mizuno_masami) 2017年10月31日 – 22:17
地域に根差した、市民参加型のワークショップ・テストフィールドによる製品・技術の開発・検証で、必要とされる医療・介護分野の地場産業振興を図るのが狙いとされます。もちろん他分野の企業には「経済の健康」施策に基づく支援・振興策も展開されています。
— 水野正己 (@mizuno_masami) 2017年10月31日 – 22:33
松本ヘルスラボの年間予算は2,500万円。企業•団体会員の費用負担はありませんが、担当課は、市民参加型のワークショップ•テストフィールドが企業の営利活動に利用される以上は、今後は企業•団体会員にも負担を求めたいとしています。
— 水野正己 (@mizuno_masami) 2017年10月31日 – 22:40
同市では教育•文化の健康も掲げ、学校給食でも生かされているとされますが、給食はセンター調理。この点では、メニューや食材も学校ごとに創意•工夫を凝らし、地場産食材の活用も広げやすく、調理の姿や匂いを子ども達が肌で感じる食育の実践につながる自校調理が中心の太田市に自信を深めました。
— 水野正己 (@mizuno_masami) 2017年10月31日 – 22:51
とはいえ、まちづくりのは基本目標に、人•生活•地域•環境•経済•教育•文化の健康を掲げ、それらの達成によって健康寿命延伸都市を実現するというコンセプトは体系的•系統的で、健康寿命延伸の土台は地域づくりという基本理念とともに、市民を巻き込むうえでも有効と感じました。
— 水野正己 (@mizuno_masami) 2017年10月31日 – 22:57
太田市議会•健康福祉委員会の視察2日目の31日は、金沢市のかなざわ子育て夢プランと子育てアプリ、母子健康手帳アプリ。同市では、子ども・子育て支援事業計画とかなざわ子育て夢プランの二本立て。夢プランの基本理念は、「『子育ての喜びが実… twitter.com/i/web/status/9…
— 水野正己 (@mizuno_masami) 2017年10月31日 – 23:45
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