“請願4件を不採択”
●年金支給額0.4%削減をやめ元に戻すよう求める請願
●保険料納付10年への年金受給要件短縮を求める請願
●全額国庫負担の最低保障年金創設を求める請願
●第5期介護保険事業計画策定にあたり介護サービス充実を求める請願
12月8日の太田市12月議会・教育福祉委員会では、日本共産党市議団が紹介議員となった請願5件の審査が行われました。
太田市議会・教育福祉委員会の委員はこちらからご覧いただけます。
●太田市議会 常任委員会等 委員一覧表
(太田市ホームページ・議会のページ)
5件のうち、年金支給額の0.4%削減をやめ元に戻すよう求める請願、保険料納付期間10年の年金受給要件短縮を求める請願、全額国庫負担の最低保障年金創設を求める請願、第5期介護保険計画策定にあたり介護サービス充実を求める請願は、日本共産党の渋沢ゆきこ議員以外によって不採択とされました。
どの請願も採択されて当然であることは、請願の件名を見れば一目瞭然です。
他会派の委員が不採択とした理由は、他市の議会で採択されていない、介護サービスは、現在も今後も太田市当局が充実する方針を示しているというものです。
これが不採択の理由として“まかりとおる”のが太田市議会の現実であり“常識”であるということになります。
継続審査は“事実上の廃案”
子ども・子育て新システムを実施しないよう求める請願
12月8日の市議会・教育福祉委員会では、子ども・子育て新システムを実施しないよう求める請願を継続審査としました。
●親の経済力で保育に格差-保育の全面市場化-子ども・子育て新システム/2010年8月9日/水野正己のブログ
●〈連載〉子育ての新システムって? もくじ/日本共産党 女性委員会 女性のページ
採択を主張したのは、日本共産党の渋沢ゆきこ議員1人でした。
継続審査を主張した委員の理由は、昨年12月議会で、太田市保育園連絡協議会が提出した子ども・子育て新システムを実施しないよう求める請願が採択されているからということです。
つまり、一度同じ請願を採択しているので、様子を見るということです。
しかしこれまで太田市議会では、今回とは別の請願では、他会派の議員が紹介議員となり他団体が毎年提出した同じ内容の請願を毎年採択してきた事例が複数あります。
なぜ今回に限って、以前同じ内容の請願を採択したという理由で、「様子を見る」ため継続審査とするのか、明確で具体的な理由は示されません。
来年5月には同委員会の委員の構成が変わることから、今回継続審査となった請願が来年3月の同委員会でも継続審査となると、審議未了で事実上の廃案になってしまいます。
なにより今回継続審査となった請願は、仮に来年3月に採択されても、子ども・子育て新システムは来年の国会で可決されるかもしれません。
来年3月に採択されても“遅い”のです。
今回の5件の請願は、すべて共産党以外の会派の委員によって不採択あるいは継続審査とされてしまいました。
委員の見識が問われる問題です。
マッタク!!!
みなさん。なにをお考えなのでしょうか!?
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