9月30日の太田市議会最終日の本会議で、太田市体育施設条例の改定(新田プール廃止)に対して行った反対討論(要旨)は次の通りです。
本案は、新田プールを廃止しようとするものです。廃止の理由は、2020年からのコロナの影響による閉鎖、以前からの利用者の減少、開設から44年経過していることによる老朽化とされます。
しかし一方で、尾島の親子ふれあいプールは依然としてにぎわっています。その違いは、やはり、新田プールで必要な改修を行ってこなかったことによるとしか考えられません。
さらに開設から44年経過したことによる老朽化は、廃止の理由には全くならないことを強調しないわけにいきません。
そもそも、2016年に公認プールであった東毛サマーランドのプールを廃止した際には、替わりの公認プールを建設したいという当時の市長答弁もありました。替わりのプールの場所は変遷がありましたが、今のエアリスベースの場所に公認プールを建設する計画も示されたものの、当時の市長によって公認プールはエアリスベースに変えられてしまいました。
尾島の親子ふれあいプールの混雑も考えれば、新田プールの改修や新しい施設の建設こそ求められます。にもかかわらず、廃止というのは、とても賛成できるものではありません。
なお、この間のエアリスベースやサンダーズ体育館、大雄建設の物産館の購入と改修、今後の桐生大学移転を前提とする再開発ビル補助などは、老朽化に伴う新田プールの改修予算を確保できない理由とはならないこともあわせて指摘して、反対討論を終わります。
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