太商・中高一貫校化、09年度決算を質疑-太田市9月議会
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中高一貫校
すべての子どもたちの
教育充実こそ最優先で
太田市9月議会4日目の本日7日、市立太田商業高校の中高一貫校化や09年度太田市決算にたいする議案質疑を行いました。
中高一貫校化の問題では、どんな教育を行おうとするのか、結局は一部の限られた子どもたちのための学校づくりであり、市内の公立学校での義務教育の充実という市の責任を考えても問題ではないか、中高一貫校で具体的にどんな教育を行うのか、税金の使い方の優先順序を考えても、市が取り組むべき仕事とはいえないという問題などを指摘し、市長の考えをただしました。
しかし市長は、一貫校の中学校(中学・高校併設型の一貫校を計画しているため、中等部とはいいません)は、学力選抜試験を行わないことを理由として、「偏差値によらない学校での教育」を進めると答えるだけでした。
さらに、一部の子どもたちのための学校づくりであることは認めながら、税金の使い方の優先順序については、「『軍事費を削って福祉に回せ』と水野議員も言われるが、そうした理論は財源論としてふさわしくない」と、理由も根拠も示さず強弁。
市が現在、少人数授業のための市単独採用教員(非正規雇用)を配置していることをあげ、「いまでも義務教育の充実には力を入れている」と答えました。
しかし市では、少人数学級に踏み出す計画もなく、「中高一貫校より優先すべき仕事として、義務教育や障がい者施設、公共バス、雇用・中小企業対策の充実や国保税、介護保険の負担の軽減などがあるではないか」という私の指摘には、具体的な答弁を避けました。
しかも中高一貫校づくりは、昨年10月以降に突如示されたもので、2012年4月の開校をめざすという性急きわまりないものです。
今後さらに、この問題を多くの市民に伝え、すべての子どもたちの教育を充実させるため、中高一貫校よりも切実な市民要望を実現するため、引き続き力をつくします。
2009年度決算
13項目にわたって質問
09年度の太田市決算について私が質問した項目は次のとおりです。
1.法的に管理職とはいえない市の係長代理に時間外手当(残業代)が支払われない問題の是正
2.市の指定管理者(公共施設の管理委託業者・団体)で働く労働者の賃金水準を守る制度の重要性
3.全防犯灯の青色LED化にともなう業者との契約内容
4.公共バスの充実
5.三洋電機半導体部門の事業譲渡が地域に及ぼす影響と対策
6.07年度から民営化された浜町保育園の保育士、栄養士など職員の賃金水準
7.政府が13年度の本格実施に向けて段階的実施を進めようとする「子ども・子育て新システム」にたいする市の構え
8.学童保育への補助金の推移
9.地域要望である雨水対策としても重要な市道改良
10.生活保護の受給中にもかかわらず保証人を見つけられずに、市営住宅を退去しなければならない問題の是正
11.国が今年度から交付税によって財源措置をしていながら、いまだに実施されない就学援助費の支給対象への部活動費、児童・生徒会費、PTA会費の追加
12.国民健康保険における減免の現状と、保険証取り上げの中止、社会保険に加入すべきでありながら認められず、国民健康保険に加入することになる問題をあらためる取り組み
13.介護保険料・利用料の減免の実績
以上、13項目にわたって質問しました。
答弁の概要は後日まとまりしだい、ブログに掲載したいと思います。
もうしばらく、お待ちいただきたいと思います。
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