保険証の取り上げ－太田市は全国平均の4倍

　太田市では、国保税が高くて払いきれない人にたいする保険証の取り上げが、08年9月15日現在で2,142世帯（国保加入世帯の6.3％）にも達し、今年度はさらに増加しています。

保険証の取り上げは全国平均で1.6％（08年9月15日現在）。太田市は全国平均の約4倍という異常な事態です。

国は、「特別な事情がないにもかかわらず1年以上国保税を滞納した世帯に資格証を発行（保険証の取り上げ）する」としています。
太田市では、1年以上の滞納世帯には、「督促に応じない（窓口に来ない）」ということで保険証を取り上げます。

しかし、「督促に応じない」＝「特別な事情がない」ではありません。
国の通知では、市が「特別な事情」の有無を把握することを求めています。
「督促に応じず窓口に来ない」というだけでは、「特別な事情がない」とは断定できません。国の通知に違反しているともいえます。

改めるよう、これまでよりも、もっと強く求めなければなりません。

館林市では、去年に続き今年も新型インフルエンザ対策のためもあり、国保では保険証の取り上げをやめています。つまり、現在同市では保険証の取り上げはありません。

　7日の9月市議会の決算質疑で取り上げたいと思いますが、50分の質問時間で取り上げることができるかどうか。何とか時間をひねり出したいと思います。

国保課長、健康医療部長へ。
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