太田市救命救急センター 建設委託43億円 富士重工健保組合に-28日 7月臨時議会で質疑
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太田市救命救急センター
建設委託費43億円
富士重工健保組合に
太田市立救命救急センター(高度救急医療施設)の建設を、総合太田病院を経営する富士重工業健康保険組合に委託するための議案が28日、7月臨時市議会に提案されます。
賛成はするが
この地域の医療体制の整備・充実には欠かせないものですから、もちろん私も賛成はしますが、たださなければならないいくつかの問題があります。
建設委託費は43億円、国・県の補助金は、救急救命センターの建設と同病院の移転新築を合わせて計29億1,000万円とされますが、国・県各々の補助額は現在まで明らかにはされません。
完成後は同健保組合に指定管理委託される見込みです。
同センターは総合太田病院の新築移転にともない、同病院と一体の施設として建設されます。
28日の臨時市議会で可決後、その翌日から2012年3月31日までが建設工期とされます。
太田市が所有する救命救急センターの建設であることから、事実上の公共工事として議会議決が必要とされます。しかし、太田市は市立施設の建設を委託しながら、建設業者の選定にもかかわれず、工事契約が締結されるまで建設業者の把握もできません。
建設業者には、過去の工事実績も含めて、安全性・耐震性・耐久性など信頼性が問われます。
事実上の公共工事でありながら、設計から建設にいたるまで同健保組合にすべて一任では、自治体としての責任が問われます。
ハコはつくっても
医師・看護師の確保は
同病院は、この地域で新生児集中管理施設(NICU)のある唯一の医療機関として、ハイリスク分娩にも重要な役割を果たしてきました。
それだけに、新築移転にともなう救命救急センターの建設には地域からも大きな期待が寄せられています。
しかし、かねてから医師不足が深刻化するなかで、「ハコはつくっても、医師や看護師など医療スタッフは確保されるのか」「開設当初から標榜する診療科目をすべてスタートさせることができるのか」など、医療関係者から懸念の声が出されています。
さらに、救命救急センターがつくられても、地域の他の医療機関を含めた全体の医療体制が整備・充実されなければ、同センターの機能も十分に生かすことはできません。
28日の臨時市議会では、こうした問題を質問します。
なお同日の臨時市議会では、市立毛里田小学校の体育館の新築工事の契約も議案として提案されます。
2議案とも全員賛成で可決される見込みです。
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