9月議会では、2015年度の市の一般会計、国民健康保険、住宅新築資金貸付、後期医療、墓園、介護保険、太陽光発電、水道、下水道の各会計決算を可決しました。
日本共産党市議団は、決算委員会の質疑や討論で私が、本会議の討論で渋沢市議が問題を指摘し、一般会計、後期医療、墓園、介護保険、水道、下水道の各会計決算に反対。他の会計決算は全員賛成で可決しました。
国民健康保険特別会計決算は、2012年度からの1世帯あたり1万2千円の国民健康保険税（国保税）引き下げを継続し、基金残高の不足に対応して国保税を値上げしないために一般会計から2.4億円を補てんしていることから賛成。住宅新築資金貸付、太陽光発電の2つの特別会計決算はとくに反対する理由がないことから賛成しています。
党市議団が討論で指摘した一般会計、後期高齢医療、墓園、介護保険、水道、下水道の各会計決算の問題点（概要）は次のとおりです。
保育園・幼稚園の民営化を推進
第2老人福祉センターを廃止
21.4憶円の美術館・図書館に着手
民間ビルに補助金
基金は5億円増で過去最高の87億円
一般会計
▼新田第一保育園・藪塚本町幼稚園の民営化を推進。
▼2014年度の給食費1.1億円値上げを継続。第2老人福祉センターは廃止。長寿祝金も連続して削減。
▼切実な市民要望とはいえない21.4億円の太田駅北口美術館・図書館建設に着手。太田駅南口の民間再開発ビルに補助金。
▼富士重工から9億円の寄付を受け、15億円以上とされる公式野球場建設に着手。
▼財政調整基金は前年対比で5億円を増やし過去最高の87億円としながら負担増とサービス後退を継続。
後期高齢医療会計
▼2013年度からの保険料値上げを継続。
墓園会計
▼2014年10月からの墓地永代使用料の年49万円から55万円への値上げを継続。
▼墓地管理費を3,150円から5,000円に値上げ。
介護保険会計
▼保険料を総額6億円値上げしながら、基金は1億円増やして6億円に。
水道・下水道会計
▼水道事業は包括業務委託が9年を経過。命にかかわる水道水を安全かつ安定的に供給する事業の性格を考えれば、直営への復活は切実。
▼下水道料金とともに水道料金も2014年度に消費税を８％に増税。
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