介護保険料 引き下げ
介護保険予算に賛成討論
私は、この間、市議会で繰り返し保険料の引き下げと低所得者への負担軽減を求めてきましたが、今後はさらに、負担の軽減とともに、特養ホームの待機者解消や介護職員の処遇改善を求めて引き続き全力をつくします。
新年度の介護保険会計予算は、介護保険料の引き下げと保険料段階の多段階化を反映したものとなっています。
基金から6億5千万円を取り崩し、新年度から3年間の介護保険料は、現行の6段階から実質9段階となります。これによって、これまでより応能負担(能力に応じた負担)に近づき、低所得者の負担が軽減されます。
加入者の6割に1,700万円値下げ
08年度に比べて保険料が値下げされる人は、65歳以上のすべての加入者約4万人の62%、推計約25,000人とされます。保険料の値下げは、合計で1,700万円あまりとなります。
今後の課題は全加入者の負担軽減
ただ残る課題として、今回の改正で保険料が値下げされない人、つまり本人が住民税課税となる人は、合計所得で125万円未満の人から400万円以上の人まで一定の負担増となることがあげられます。
この間の自民・公明による「老年者控除の廃止」や「公的年金控除の縮小」による増税がなければ、現在所得400万円の人も、本来なら所得は330万円となります。
今後は、こうした人たちの負担の軽減も含めて、これまで行ってきた保険料、利用料の減免をさらに、いっそう拡充・強化することと合わせて、よりいっそう、制度を改善することが求められます。
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