旧3町 4年連続の国保税値上げ (2)

  太田市では、旧3町の国保税を今年も値上げする計画です。旧3町の国保税は今年で4年連続の値上げとなります。
  3月市議会に上程され、市議会最終日の3月19日の本会議で可決される見込みです。

反対するのは結局私だけ?

  結局、今回の値上げも議会で反対するのは、どうやら私だけかと思います。他会派の議員もたまにはこうした市民負担増の議案に私と一緒に反対してもよさそうなものですが…たぶん今回も反対は私だけでしょう。

旧3町の5,800世帯  8,000人に1,300万円の負担増

  値上げの中身は、21日の記事で紹介した内容に不正確な数値がありましたので、お詫びして上記の見出しのとおり訂正させていただきます。旧3町の約9,300世帯、約18,000人の国保加入者のうち5,800世帯、8,000人が今回の値上げの対象となります。1世帯あたりの値上げ額は2,200円ほどとなります。

滞納は値上げの理由とならない
  
  今回の値上げは、一般会計からわずか1,300万円ほどを国保会計に繰り入れれば中止することができます。私は27日の本会議で、そのことと合わせて、昨年、一昨年の市議会での「来年こそ旧3町の国保税の値上げを止めて、旧市内の国保税を引き下げたい」という市長答弁も指摘して、値上げの中止を求めました。
  しかし市長の答弁は、「滞納が累積して40億円にもなっている。この40億円の5%、2億円でも払ってもらえれば、旧3町の値上げを止めて旧市内を引き下げられる」というものでした。

値上げを繰り返せば払えない人が増える

  滞納が減れば、値上げ中止と値下げも可能と市長はいいますが、しかし、この間、06年度から08年度と3年連続で旧3町の値上げ(08年度は市内全体での値上げ)を繰り返してきた結果、毎年滞納が増え続け、反比例して収納率(課税額にたいする納付額の割合)が低下し続けているのが実態です。
  このまま値上げを繰り返せば、ますます滞納が増え続け、財源を確保するために値上げを繰り返さなければならないという悪循環に陥ってしまいます。
  市民の命と暮らしにたいする市長の認識が鋭く問われます。

  国保税の値上げ中止と引き下げを求める世論を大きく強くしながら、命と暮らしを守る市政への転換を求めて、引き続きみなさんと力を合わせてがんばります。

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