交通弱者対策を提案‐太田市3月議会で渋沢議員が総括質疑

 太田市3月議会本会議で渋沢議員が行った予算にたいする総括質疑の質問と答弁の概要です。

おうかがい市バス
当初方針を変更
市内全域での運行に

 渋沢議員は、3月5日の市議会本会議の予算にたいする総括質疑で、おうかがい市バス(デマンドバス)の運行体制についても質問。

 市長が3月2日の山田議員、5日の太田議員の質問に答えて、おうかがい市バスの運行体制について、当初4月から予定していた計画を変更するとした点をただしました。

 おうかがい市バスの方針変更は、①市内4ブロックでの運行を1ブロック運行に、②運賃は片道300円を100円に、③乗車対象は65歳以上と高校生以下、交通手段をもたないか公共交通を利用できない人から、高校生を原則除外――とされます。

バス停まで行けない人
車イスの人への

対応を要求

 渋沢議員は、3月5日の市長答弁を受け、バス停まで行けない人への対応として、福祉タクシー券の拡大や高齢者へのタクシー券交付を提案。

 しかし市長は「そうした人へは自宅近くにバス停をおけるようにする」と答えました。つまりタクシー券の拡大はしないということです。

 渋沢議員はさらに、車イスの人などバスに乗れない人もいるとして、タクシー券拡大やタクシー、NPOなどによる福祉運送と福祉車両の購入への補助も提案しました。

 しかし市長はこの提案についても、「考えてない」と答弁。なかなか市長に理解を求めるのは難しいものがあります。

心配されるバスの不足
市長も認める

 市内4ブロックでの運行には、「乗り継ぎが難しい」という声が多数寄せられていただけに、今回の方針変更は一定の前進といえます。

 バス停まで行けない人への対応も、「自宅前か自宅のすぐそばにバス停をおけるようにしたい」という市長答弁が示されたことは一定の前進といえますが、まだまだ懸念される問題があります。

 渋沢議員は、4月からのおうかがい市バスが全市1ブロックでの運行になると、予定している6台のバス(現在も6台)では、車両不足が心配されることからバスを増やすことが必要と指摘。

 市長もそういう(バスを増やす)こともありうると答えました。

当日予約の仕組みを

 おうかがい市バスは4月からも現行どおり前日予約とされます。

 利便性を高めるため当日予約のシステム導入を求めた渋沢議員に市長は、「いまの世の中の技術ならそれ(当日予約のシステム)も可能。考えたい」と答えました。

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