12月9日の太田市議会・市民経済委員会では、市営駐車場料金の値上げや市営木崎駅前駐輪場の有料化を含む条例改定案を可決しました。
私は市民負担増になることから反対しました。
なお私以外の委員は全員が賛成しました。
●太田市議会 常任委員会等 委員一覧表
(太田市ホームページ・議会のページ)
改定後のBUSターミナルおおた条例は、設置に関する条例となります。
道路の附属物駐車場条例
(太田市ホームページ)
さらに太田市公共施設有料駐車場使用料条例の改定案では、市民会館第1駐車場を市民会館跡駐車場に名称変更することとあわせて料金を値上げします。
市営駐車場料金
【改定後】
条例改定後の市営駐車場の料金は来年4月1日から次のようになります。
●飯田町駐車場
「最初の1時間まで無料 以後1時間までごとに100円」
↓
「最初の4時間まで1時間までごとに100円 4時間を超える場合12時間までごとに500円」
●BUSターミナルおおた駐車場
「最初の1時間まで無料 以後1時間までごとに100円」
↓
「最初の1時間まで無料 1時間を超え12時間まで200円 以後12時間までごとに100円」
●太田南一番街駐車場
「最初の1時間まで無料 以後1時間までごとに100円」
↓
「最初の4時間まで1時間までごとに100円 4時間を超える場合12時間までごとに500円」
●市民会館跡駐車場
「最初の1時間まで無料 以後1時間までごとに100円」
↓
「最初の4時間まで1時間までごとに100円 4時間を超える場合12時間までごとに500円」
木崎駅前駐輪場はこれまで無人駐輪場でしたが、今後は管理人が配置され、防犯対策にもつながるが人件費もかかることから有料化すると所管課は説明します。
しかし駐輪場の利用者はほとんどが高校生です。
教育関連費用を軽減するため駐輪場の料金を無料にすることは、市民の理解も得られるはずです。
市営木崎駅前駐輪場料金
【改定後】
条例改定後の市営木崎駅前駐輪場の料金は来年1月1日から次のようになります。
●高校生以下自転車1カ月1,000円。3カ月2,500円。一般自転車1カ月1,500円。3カ月4,000円。1回利用は全員100円。
●高校生バイク1カ月1,500円。3カ月4,000円。一般バイク1カ月2,000円。3カ月5,000円。1回利用は全員200円。
一定の受益者負担は必要だという人もいると思います。しかし税金の役割は所得の再分配です。
日本共産党は、図書館を有料化するわけにいかないのと同様に考えています。
だからといって、たとえば上下水道を無料にせよという主張をする考えがないことはいうまでもありません。
同時に公共施設だからこそ、民間より低負担であるべきと考えています。
問題は所得再分配、教育、福祉、健康の増進などの役割を負う税金の使い方です。
1学年35人の中学校(授業料無料)併設の市立中高一貫校も来年度開校。義務教育に格差を生み出しかねないこと、すべての義務教育学校の充実こそ優先すべきとして私は反対しました。
市民の税金で市立商業高校や市立養護老人ホーム、市立福祉作業所をつくっても、「私の利益にならない」と誰も文句は言わないはずです。
グランドゴルフ場やパークゴルフ場を市民の税金でつくっても、「私はグランドゴルフもパークゴルフもやらないから」と、文句をいう人はまずいないはずです。
保育料を市単独で軽減しても、「私は子どもがいないから」と軽減に反対する人もまずいません。
問題は公共施設や公共サービスに受益者負担を求めることの是非ではなく、公共性や目的、建設・維持費用に対して受益者負担がふさわしいかどうか、どの程度の利用者負担が適切なのかということです。
なお9日の市議会・市民経済委員会では、同委が所管する公共施設の指定管理者の指定議案をすべて全員賛成で可決しました。
私が賛成した理由は、下記の11日のブログ記事のとおりです。
●指定管理者指定議案‐“共産党だけ賛成”になりかねない局面も‐太田市12月議会・教福委/2011年12月11日/水野正己のブログ
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