調整区域にスバルのモータープール　土地の計画的利用に反する建築制限条例改定に反対討論

　16日の太田市12月議会最終日の本会議で行った、調整区域でのスバルのモータープール建設のための土地の計画的利用に反する建築制限条例改定に対する反対討論（要旨）は次の通りです。

　本案は、今年の都市計画区域の定期見直しではなく、去年の随時見直しで市街化編入した区域に隣接する区域が、去年の随時見直しでは市街化編入されなかった、できなかった区域でありながら、今年の定期見直しでの市街化編入ではなく、このタイミングで東金井工業団地南地区の地区計画区域を拡張し、さらに東金井工業団地南第2地区を新規で策定しようとするもの。

　本来なら去年の市街化編入で建築制限条例の改定となるはずのものを、現状が調整区域であるにもかかわらず、強引に事実上の市街化編入を行うのと同じ手法を取ろうとするものであることを指摘せざるを得ない。こうした強引な手法を取らざるを得ないのは、地権者合意の遅れや、土地取得を仲介してきた関東建設のていねいさ、誠実さが足りず、ずさんだからでもあり、なにより事業者（スバル）がていねいな事業計画（モータープール建設）を策定せず、その準備や進め方が計画的ではなかったからと言える。

　そして本案は、土地の計画的・効果的な有効利用にも相反するものであることも指摘して、反対討論を終わる。