●太田市議会中継ページ 水野正己 2025年12月議会 藪塚本町 公共施設再編・予算編成方針

昨日の一般質問の一部を取り急ぎ掲載します。
当面は中央公民館と行政センターの一部を使い、保健センターの存続で費用も節減可能
藪塚本町地区中央公民館の移転、保健センター廃止などの撤回を求めた質問では、中央公民館の解体・撤去も含め3.5億円、解体・撤去を別にすると1.8億円がかかり、中央公民館の建て替えには9.2億円、解体・撤去も含めると11億円、改修なら5.3億円かかることを指摘。中央公民館の講堂の雨漏り修繕には2300万円が必要とされますが、耐震補強は2013年に3千万円をかけて実施したことから、廃止後の保健センターへの中央公民館の移転より、雨漏り修繕も視野に入れ、当面は中央公民館と行政センターの一部を使い、保健センターは存続することが費用も節減可能と提案しました。しかし市長は明言しませんでした。
保健師は増員を

質問ではまた、合併直後の2005年度からの4つの保健センターの地区担当保健師1人当たり人口の推移、地区担当保健師数の推移を引用。保健師の仕事が増えているにもかかわらず増員せず、保健指導以外の事務まで行わせてきたことを指摘し保健師の増員を要求。市長も必要なら増員と答えました。
人づくりに力を入れて財政力の高いまちに変わった掛川市
トランプ関税 加速する物価高 財政が心配な時こそ人づくりの予算を減らしてはならない
来年度の予算編成方針では、貧乏だった掛川市が全国初の生涯学習センターをつくり人づくりに力を入れて30数年かけて財政力の高いまちに変わったことを紹介。トランプ関税や加速する物価高で財政が心配されるからこそ、人づくりの予算を減らしてはならないと提案。市長も人づくりは大切と答えました。
芸術分野で高度な専門的スキルを持つ職員を芸術学校に
予算を節減しながら事業を復元・拡充できる
質問ではさらに、60歳の役職定年後の職員も含め芸術分野で高度な専門性・スキル・知見・経験を持つ職員の芸術学校への配置で、予算を節減しながら事業を復元・拡充できると強調。事業が縮小しながら講師・指揮者謝金の激増で芸術学校の支出が増えている問題も解消できると求めましたが、市長は明言しませんでした。
社協は行管から独立を
さらに質問では、現在は全ての職員が市の外郭団体である行政管理公社(行管)からの出向職員となっている、社会福祉法人である市社会福祉協議会(社協)の行管からの独立も提案しました。
行管は市や市の外郭団体への出向しか行っていない法人であること、「業として行う出向は職業安定法違反」とする労働局の見解も強調。出向元の行管の人事異動で社協以外への異動もあるため、社会福祉法人の職員としてのノウハウの蓄積やスキルアップが十分されないとして、社協の行管からの独立を提案しました。
市長は、明言こそ避けたものの検討すると答えました。
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2026年度の予算編成方針について(質問メモ)(PDF)
(※昨日の質問で使ったメモです。時間の関係で質問ではこのメモの全ては使えませんでしたが、お読みください)
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