融資枠20億円 制度資金を新設
運転資金対策として 2年間無利子 3月までに
昨日(5日)は、市新春懇談会に出席しました。冒頭あいさつした市長は、3月の年度末までに、業者向けの運転資金対策として、融資枠20億円の制度資金を新設することを明らかにしました。
貸付後2年間は無利子とし、保証料は貸付を受ける業者負担とされます。利息は1.8%以内で検討する方針とされ、その他の貸付条件など詳細はこれから協議のうえ決定するとされています。市はこれまで、昨年春の「円高・原油高対策資金(融資枠20億円)」、昨年秋の「緊急経営安定対策資金(融資枠10億円)」などを2度に渡って創設しています。
返済・据え置き期間、対象業種など詳細はこれから
今回新設される制度資金は、返済・据え置き期間、対象業種など詳細はまだまだ未定の部分が多く残っています。
業者のみなさんからは、これまでにも融資対象業種の拡大や、市税を分割納付中でも融資を受けられるようにするなど条件の拡大、据え置き期間の延長などを求める声が上がっています。
とりわけ急速に景気悪化が進むもとで、当面の運転資金を確保し、無理のない返済計画を立てるためには、できるだけ長期の返済据え置き期間を設定することが求められます。
返済猶予も必要
同時に、すでに融資を受けている資金の返済を数年間猶予することも必要になります。
私もこれまで利用しやすい追加の制度資金創設を求めてきましたが、どれだけ中小業者にとって利用しやすく、経営を守るために実効性をもった資金とすることができるか、そのために私も中小業者のみなさんのご意見をうかがいながらがんばりたいと思います
農家向け制度資金 今回は新設なし
今回の制度資金は商工業者向けで、農家向けの新たな制度融資についてはとくに検討されていません。
市単独の農業支援策としては、すでに12月議会で市長が答弁した「認定農業者を対象とした大型機械購入費の補助(上限200万円)がありますが、さらに幅広い農家を対象とした制度融資も含めた支援策を強めることが求められています。
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