10月21日(水)のつぶやき

太田市は介護関係のノウハウのある民間に委託で、それは一概に否定しませんが、市直営の地域包括支援センターがまったくないとノウハウを市に蓄積するという点で課題が残ります。


太田市の地域包括支援センターも以前は完全に市直営でしたが、嘱託職員のスタッフを確保できず人員不足によって今年度からの9圏域へのセンター設置と同時に9カ所すべて民間委託し、市役所内にはセンターなし。せめて市役所内には市直営のセンターを置きたいところです。


「複雑にならないためのシステム」とは、特別なシステムではなく、ていねいにひとつひとつの相談を受けるたびに、聞き取り、記録、対応、記録、情報共有とそれぞれ実務を担う担当課を決め、会議に集まる担当課も決めて会議を開くシステム。この手法が定例化されると「複雑」ではなくなるとのこと。


太田市議会教育福祉委員会の視察3日は高知市の総合あんしんセンター。1996年の中核市移行に伴い保健所の設置義務が発生したことで、市の保健所、休日夜間急患センター、平日夜間小児急患センター、消防局、防災対策部、こども未来部母子保健課などが置かれています。

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さらには、県・市の医師会、歯科医師会、県の薬剤師会、栄養士会、放射線技師会、臨床検査技師会、食品衛生協会高知市支部、救急医療情報センター、歯科医師会歯科保健センターも置かれています。

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総合あんしんセンターは免震構造で災害時は対策本部になるそうですが、それにしても中核市への移行に伴い、ヤハリ財政負担は少なくなかったとのこと。県庁所在地であることから県の関係団体が置かれるメリットを考えても財政負担の重さが感じられます。


中核市移行は98年でした。なお総合あんしんセンターには県医師会の准看護学院、日赤県支部も置かれています。


この総合あんしんセンターは、災害時には災害対策本部が設置されることから免震構造に加えて二系統電源と非常用電源を備え、1000人分の3日間の飲料水、非常用トイレも設置しているとのこと。


保健所プラス災害対応施設という印象です。が、こうした施設をつくるにも一般市のままのほうが、中核市になるより財政上は優位性があると感じました。


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