輸入米入札 来月1日‐主食用1万5千トン 国産米価に打撃‐09年8月28日「しんぶん赤旗」

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輸入米入札 来月1日
主食用1万5千トン
国産米価に打撃

2009年8月28日(金)
「しんぶん赤旗」


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  国内農業を守り、国民の食糧の安全・安心をどうやって確保・保障するかが大きな問題になっています。
  輸入米の今年第1回目の入札について、その問題点とともに、8月28日付「しんぶん赤旗」の記事よりお伝えします。


  農水省は27日までに、総選挙直後の9月1日に輸入米(ミニマムアクセス米)の今年度第1回の入札を実施することを明らかにしました。対象は、主食用の輸入米(SBS米=売買同時契約米)で1万5000トンを予定しています。

 同省は「輸入米の生産年を指定していないので、09年産の新米の輸入も結果としてありうる」(食糧貿易課)といいます。国産米の新米は、これからが本格的な収穫期です。その時期に09年産米を含む安い外国産米を大量に輸入するのは、国産米の価格を引き下げ、農家に重大な打撃を与えることが懸念されます。

 SBS米の入札では、輸入価格に上乗せされる関税相当の「売買差益」があり、上限が1キロあたり292円。これは「マークアップ」といわれ、WTO(世界貿易機関)協定で認められています。しかし、農水省は昨年度の入札で平均1キロあたり60円前後しか「マークアップ」をとりませんでした。これが国産米の米価大暴落の一因にもなりました。

 「マークアップ」の金額は、落札価格の一部なので、事前にはわかりません。

まず備蓄米買い入れを

 農民連ふるさとネットワーク事務局次長の横山昭三さんの話
 国内産の米価が暴落しているときに、ミニマムアクセス米だけは予定どおり買う自民・公明政権の姿勢は許せません。総選挙で審判を下すべきです。

 昨年度も政府は、いざというときに備える国産の備蓄米をまともに買わないで、市場にコメをだぶつかせ、米価を暴落させました。一方で、ミニマムアクセス米だけは上限いっぱいの77万トンを買い切りました。

 とりわけ、SBS米は主食用です。この輸入米が市場では1キロ180円台でつねに流通し、いまの米価暴落に拍車をかけています。よりによって、この時期にSBS米を入札するなんて、とんでもないことです。

 そもそも義務ではないミニマムアクセス米の輸入はやめるべきです。

 まず政府がやるべきは、みずから決めた国産米の備蓄水準100万トンにたいし不足している14万トンの即時買い入れです。さらに、備蓄している05年産超古米を加工用・飼料用に振り向ければ、20万トンの国産米を買い入れることができます。そうした措置で米価の回復と需給の安定をはかるべきです。


SBS米
 年間77万トンのミニマムアクセス米のうち、主食用の約10万トンのこと。政府に売る側の輸入商社と、政府から買う側の国内業者が連名で入札することから、売買同時契約(SBS)とよばれます。例年4回程度の入札を実施。しかし、昨年度のSBS米の入札は、汚染米事件がおきたため第1回が11月半ばまで延期されました。その後、今年3月までに8回に及ぶ入札を強行、10万トンの枠いっぱいを輸入しています。


輸入米入札 来月1日
主食用1万5千トン
国産米価に打撃

2009年8月28日(金)
「しんぶん赤旗」



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