世界の流れに逆行
6月議会では、全日本年金者組合太田支部から提出された、全額国庫負担による最低保障年金制度の創設を求める請願、年金の毎月支給を求める請願が2つとも日本共産党以外の議員によって不採択とされました。
県内でも広がる請願採択
2つの請願は、その実現を求めて市議会が政府に意見書を送ることを求めたものです。
私は、6月22日の健康福祉委員会に2つの請願の紹介議員として趣旨説明に出席。最低保障年金や年金の毎月支給が世界の流れとなっていること、県内でもこれらの請願を採択する議会が広がっていることを具体的に紹介し強調しました。
さらに、その実現が高齢者の生活を守り、購買力を高め、景気の回復や年金の信頼回復にもつながることなどを指摘し、財源についても、この間の大企業・大金持ち減税をやめ軍事費を削減することで十分生み出せることを詳しく説明しました。
委員会では、最低保障年金を求める請願については、尾内謙一市議が継続審査を主張しただけで、他の議員によって不採択にされました。年金の毎月支給を求める請願は、委員会の議員全員によってやはり不採択に。私は議会最終日の6月28日の本会議で、国連社会権規約委員会から日本政府が2度にわたって最低保障年金を創設するよう勧告を受けていることを指摘し、採択を求めて賛成討論も行いました。
しかし他に賛成する議員は1人もなく請願は2つとも不採択とされてしまいました。
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