山本知事候補陣営が個人演説会場で市選管作成のうちわを配布

 
 

 19日の群馬県知事候補、山本一太氏の太田市内での個人演説会で太田市選管が作成した投票を呼びかけるうちわが1枚目のように山本候補のリーフと重ねて配られたことがわかりました(2枚目は同じうちわ)。

 県選管は、日本共産党群馬県委員会の照会に、候補者陣営に選管うちわを提供することはない、個別候補者への提供は問題だと回答しています。

太田市長はうちわの配布を知っていた

 19日の山本候補の個人演説会で応援演説をした太田市長には昨日、うちわの配布は問題で、しかもうちわは選管作成のものなのでなおさら問題と指摘しました。市長は、投票率を上げるためいろんな人にいろんな方法で投票を呼びかける方法の一つとして配布した答えました。つまり市長はうちわの配布を知っていたということになります。

 私は市長に、候補者が投票を呼びかけるために自ら作成したビラを個人演説会で配るなら問題ないが、投票を呼びかける内容が記載されているものであってもなくても、うちわの配布は違法と指摘。しかも選管が税金でつくったものなので、なおさら問題と重ねて指摘しました。市長は「そうか」と答えただけでした。

 昨日はその後、太田市選管に情報提供し、うちわの入手経路も問題で、市長が違法な寄附に加担した疑いも生まれ、選管作成の投票を呼びかけるうちわの寄附は、税金を使った寄附となり、法律で認められない税金を使った違法な選挙活動になることも指摘しました。

選管はいまだに「確認中」

 今日15時半の電話で市選管は確認中と回答。選管作成のうちわを山本候補の個人演説会で配ったことは市長も私に認めているのだから、入手経路も含めて市長に確認すればすむことです。なお市選管は、市長や山本候補側がうちわを選管から持ち出したことも配布したことも、私が指摘するまで知らなかったとしています。

 私は市選管に昨日も今日も、今回のうちわの配布は違法な寄附であるうえに、そのうちわが税金でつくったもので、しかも投票を呼びかけるものなので法律で認められない税金を使った選挙活動にもなり、さらにその違法行為に市長も加担した可能性もあることから、何重にも問題となる違法行為だと強調しました。

 市選管には、選挙中に必要な対応を行い、その対応を公表するよう求めましたが、今日15時半の段階で選管はいまだに確認を続けているだけです。最低でも山本一太選挙事務所に警告しなければなりません。市長にも税金でつくった投票を呼びかけるうちわを違法に流用した問題をただすべきです。公金を違法に流用した不正行為となるのですから、選挙が終わってからの対応というわけにはいかない問題です。

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役に立って、希望がもてて、楽しめるブログにしたいなぁ…と思いながら更新中です。

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